診療内容

 マイコプラズマ感染症 

マイコプラズマは細菌とウイルスの中間の性質と大きさを有する病原体です。 マイコプラズマ・ニューモニエは気管支炎や肺炎を惹き起こし、感染者では咳や発熱症状が現れます。

市中肺炎原因の10~20%程度を占めています。 潜伏期間は2~3週間で、感染力が高いため家族内感染を起こす可能性があります。 通常の細菌と異なり細胞壁を持たず3層の限界膜を持っているので、セフェム系やペニシリン系の抗菌剤は効かず、マクロライド系抗菌剤が有効です。

しかし近年はマクロライド耐性マイコプラズマが増加しているため、テトラサイクリン系およびニューキノロン系の抗菌剤で治療されることが多くなっています。 後2者の抗菌剤による副作用が懸念される場合にはステロイド投与の選択もあります。 診断は血液迅速検査のイムノカード「簡易マイコプラズマIgM抗体」があります。所要時間は30分程度ですが、発症後1~4日の早期では偽陰性の結果が出る場合があります。

迅速検査以外ではマイコプラズマ血清抗体検査(PA法とCF法)があります。