診療内容

 かぜ 

かぜ症候群は急性の気道感染症です。

病原体の90%はウイルスで、呼吸器系ウイルスは現在230種類以上が知られています。

 

・ インフルエンザウイルス A,B,C ・ パラインフルエンザウイルス 1~4型

・ RSウイルス ・ アデノウイルス 42型

・ ライノウイルス 100型以上

・ コクサッキーウイルス A群(1~24型)、B群(1~6型) ・ エコーウイルス 1~34型

・ コロナウイルス 3型

・ レオウイルス 3型

 

ウイルス感染によって気道の防衛機構が破綻して起こる二次感染の原因は化膿性連鎖球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌、Moraxella菌、マイコプラズマらによる感染です。

 

この中で小児期に最も多いのは肺炎球菌とインフルエンザ菌です。

かぜ治療の際、抗菌剤を処方するのは2次感染の予防と治療が目的です。

また小児の細菌ワクチンには7価肺炎球菌と23価肺炎球菌、インフルエンザb型菌に対するワクチンがあります。