診療内容

 ヘルペス口内炎 

ヘルペス(単純疱疹)ウイルス1型によっておきる感染症です。 のどの粘膜が赤く腫れ、口の粘膜や唇に水疱ができたりする病気です。

38~40度の高熱が3~5日間続くことがあります。 歯ぐきが腫れて歯肉炎になる症状が特徴的で、この点で手足口病やヘルパンギーナとの 鑑別ができます。

口やのどが痛いため食事・水分摂取が少なくなり、脱水症になることがあります。 抗ヘルペスウイルス薬(ゾビラックスなど)の内服や外用で治療します。

疼痛、発熱には鎮痛剤を使用し、脱水状態であれば点滴で水分補給をします。

こどものときにヘルペス口内炎の初感染をおこし、ウイルスが体の中に残っていると、 大人になって再発し、かぜなどの体調が悪いときに唇にピリピリする水疱ができる ことがあります。